●SF西遊記スタージンガーファンクラブ 1978年4/2から1979年8/26まで全73話が放映された東映動画製作による アニメーション「SF西遊記スタージンガー」のファンクラブです。1979年 2/6の発足以来20年余、会誌や会報の発行を重ね会員数20名程となった現在 もメーリングリスト等を通じてアニメや身近な話題などを提供し合い会員同士 の親睦をはかっています。 ●ストーリーの基本設定 銀河系の中央に位置する大王星。この星から放射されるキャラクシーエネルギ ーが銀河系宇宙全体の平和を保っていた。ところがこのエネルギーがだんだん 弱まり平和だった宇宙生命がミュータント化してスペースモンスターになって しまう。大王星にはエネルギーを放射している宮殿があり、エネルギーを放射 するためには、特別の超能力を持った人が媒体とならなければいけない。 現在その媒体となっている女王が年老いたためエナルギーが弱まって来たのだ。 ギャラクシーエネルギーを復活するため、かつての月王国の唯一の生き残りで その力を持つオーロラ姫はクーゴ、ジョーゴ、ハッカの3人と大王星目座して 旅立った。 原作/松本零士、企画/勝田稔男、演出/芹川有吾 美術/伊藤岩光、キャラ設計/須田正己 クーゴ/石丸博也、ジョ−ゴ/富山敬、ハッカ/富田耕生 オーロラ姫/杉山佳寿子、キティ博士/増山江威子 ドッジ助教授/八奈見乗児、ベラミス/小原乃利子 ●今後の予定 とりあえずアップしてみましたが、いかがでしたでしょうか? 少しづつストーリー紹介やキャラ表などのアップをしていく予定です。 管理人<マクノスケ>
リクエストストーリー紹介
|
●この紹介はメーリングリストによる会員のリクエストによって選ばれました。
第43話 愛を込めて姫を撃て!(1979年1月21日放映) 演出/蕪木登喜司、宮崎一哉、脚本/富田祐弘、作画監督/衣政吉、美術/伊藤岩光
ザイクロ星の無数に立ち並ぶ電波望遠鏡システムをラセツ城のモニターで見ながら作戦をたてるラセツとベラミス。 わなが待っているとも知らず救助信号をキャッチしたクィーンコスモス号はザイクロ星へ向う。星へ降り立った クーゴ、ジョーゴ、ハッカだったが待っていたのは助けの声を流すパラボラアンテナだった。 呆然とする3人の前にベラミスが放ったハチ型モンスターが出現。 なんとか応戦するクーゴたちだったが、その隙にコスモス号に独り残されたオーロラ姫がラセツの部下たちに 拘束されてしまう。それに気が付いたジョーゴはコスモス号に急ぐが、すでにオーロラ姫を乗せた誘導カプセルは ラセツ星に向けて発射されてしまった。 駆けつけたクーゴの前でジョーゴのテレポーバローがカプセルのエンジンに命中する。 カプセルはパラシュートを開きゆっくり下降し始める。 その時ジョーゴが1発の弾をスペースランサーに装填した。標的はオーロラ姫の心臓だ。 「姫を撃つ!やつらに姫を奪われギャラクシーエネルギーを悪用されたら宇宙はメチャクチャになる。 だから姫を撃つ!クーゴ、オレを信じてくれ!」ジョーゴが放った弾丸はフードを突き破りオーロラ姫に命中。 見る間に顔色が青ざめて行く。着陸したカプセルにいち早く辿り着いたベラミスはすっかり冷たくなったオーロラ姫を 見て愕然とする。「死んだ…。まさかやつらがオーロラ姫を殺すとは。ずっと守り続け、あれほど愛していた オーロラ姫を殺すとは!味方の頼る男に撃たれてこんな荒れ地に若い命を散らす。これがあなたの運命だったのか…。」 そっと姫を横にしザイクロ星をあとに飛び立つベラミス。 「クーゴ、ジョーゴ、ハッカ。私はお前たちを憎む。私の望みを根こそぎなくしたお前たちを憎む。男の愛とは そんなものだったのか。お前たちの愛はいつわりだったのだ。私はお前たちを心から軽蔑する!」 冷たくなったオーロラ姫をコスモス号に連れ帰った3人。 ジョーゴを責めるハッカだったがジョーゴから姫に撃ち込んだ弾が特殊な麻酔弾だったことが告げられる。 「いちかばちかのかけだったんだ。もし完全に心臓の中心を貫いていなければ姫は本当に死んでいた。 そして…その時はオレも生きていなかっただろう。アンテナでオレたちの会話がやつらに筒抜けだったんだ。 だから芝居をうつしかなかった…。」大泣きするハッカ。 続けてジョーゴは「クーゴ。あの時お前が信じてくれなかったら…オレが撃つのを邪魔していたら…今頃姫は…。 礼を言うぜ。クーゴ。」「いや、オレのほうこそ。」結束をさらに強め大王星に向けて旅立つコスモス号。 一方ラセツ城に戻りオーロラ姫の生命反応を確認したベラミスは城の庭に一人たたずんでいた。 「クーゴ、ジョーゴ、ハッカ。今度の勝負は私の負けだ。オーロラへの深い愛が見抜けなかった私の負けだ。 オーロラ姫。あなたはなんという幸せな…。おもしろい!これからが勝負だ。このベラミスの夢なんとしてでも 成し遂げてみせる!」