スタージンガーエピソードガイド


スタージンガーのスタッフ&キャスト、ストーリーとみどころの一覧です。
まだ作成を始めたばかりで僅かしかありませんが、少しずつアップして行く予定ですのでご了承下さい。
ストーリーの紹介と見どころの作成者は各話の最後に記してあります。

【更新状況】第1話第2話第3話第4話第5話第8話
(2004.01.14. 第5話を更新しました。)


[1〜12] [13〜24] [25〜36] [37〜48] [49〜64] [65〜73]


第1話 「飛べ!オーロラ姫」 タイトルコール/富山敬   脚本/田村多津夫
スタッフ&キャスト

製作担当/吉岡修・佐々木章
声の出演/クーゴ  石丸博也・ハッカ  富田耕生・ジョ−ゴ  富山敬
          オーロラ  杉山佳寿子・キティ  増山江威子・ドッジ  八奈見乗児
          王  田中崇(現・銀河万丈)・王妃  中谷ゆみ
          協力青二プロダクション
原画/須田正己・神宮さとし
動画/大島城次・八島善考・敷島博英・境淳也
背景/松本健治・島本武
仕上げ/中村正弘・冨永勤・小林澄子
特殊効果/堰合昇    撮影/佐藤隆朗    編集/田中修
録音/タバック小久保正雄    効果/森賢一    選曲/宮下滋
製作進行/渡部英雄    記録/石黒陽子    現像/東映化学
美術/伊藤岩光    作画監督/須田正己
演出/芹川有吾


ストーリー

地球・キティ宇宙科学研究所。そこでオーロラ姫は、キティ博士から銀河系の現状を聞か される。銀河系全体で、スペースモンスターが暴れ回っていること。
銀河系の中心の大王星から放射されているギャラクシーエネルギーが、銀河系 の平和を保っていたのだが、そのエネルギーが弱まったため、宇宙生命体がミ ュータント化してスペースモンスターになったこと。
エネルギーを放射するには、特別な超能力を持った人が媒体とならなければいけないが、 現在媒体となっている大王星の女王が年老いたためエネルギーが弱まったこと。
エネルギーを復活させるには現在の女王の代わりに、媒体となる人が大王星に行かなければならないが、 それが自分であると聞き、オーロラ姫は驚く。
オーロラ姫は月の王国の姫で、かつては平和だった月の王国も、スペースモンスターに襲われて滅び、 オーロラ姫は両親を亡くし、一人地球に脱出して来たのだ。
家族や国を失う悲しみを二度と人々に味あわせないために、オーロラ姫 は大王星に行く決意をする。
キティ博士の開発したクィーンコスモス号でオーロラ姫は旅立つことになるが、 コスモス号には武器はないので、途中でスペースモンスターに襲われた時の事 を心配するドッジ助教授に、キティ博士は、ジャン・クーゴを供に付けると言 う。
クーゴはドッジ助教授が作った強力なサイボーグなのだが、手がつけられない暴れん坊だった。 ある日キティ博士にクリスタルドームに閉じ込められて、今は月にいた。
旅立ったオーロラ姫がクーゴのいる月に向かっていると、スペースウルフと名乗る宇宙海賊に襲われる。 オーロラ姫は必死に攻撃を避けながら、クーゴのもとへ行く。
クーゴはキティ博士からオーロラ姫のことを聞いて、女のお供は嫌だと言っていたが、 美しいオーロラ姫を見て心を動かされる。
ドームから解き放たれたクーゴは、オーロラ姫を守るために戦い、次々と宇宙海賊達を倒す。 そんなクーゴにオーロラ姫は「殺してはいけない!」と叫ぶのだった。


みどころ

物語の設定、銀河系とギャラクシーエネルギーの説明は見逃してはいけません。
自分がギャラクシーエネルギーを復活させる力を持っていて、人々を救うため に大王星に旅立つ決心をするオーロラ姫は健気で、凛々しく美しいです。
子供の頃のオーロラ姫と暴れ回っている頃のクーゴの回想シーンは、どちらも 貴重な映像。月でのオーロラ姫とクーゴの出会いは一押しの見どころです。
ハッカとジョーゴは出て来ませんが、宇宙海賊と宇宙局員の声で、富田さんと 富山さんは出演しています。(エンディングには「ジョ−ゴ」としてクレジットされています。)(ガイド作成・にいな)
作画は第1回目ということもあり、前半は作画監督の須田さんが担当していて動きも細やかできれいなのですが、 後半から神宮さとしさんの作画がところどころに交じり作画が崩れてしまうのが残念と言えば残念。(補足・マクノスケ)



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第2話 「宇宙で一番の暴れん坊」 タイトルコール/石丸博也  脚本/田村多津夫 
スタッフ&キャスト

製作担当/吉岡修・佐々木章
声の出演/クーゴ  石丸博也・ハッカ  富田耕生・ジョ−ゴ  富山敬
          オーロラ  杉山佳寿子・キティ  増山江威子・ドッジ  八奈見乗児
          群衆  井上和彦
          協力青二プロダクション
原画/内山正幸・布告文
動画/波戸根良昭・森光太郎・小曽根孝夫・駒沢但
背景/スタジオコスモス・勝又激
仕上げ/中村正弘・梢志津子・冨永勤
特殊効果/平尾千秋    撮影/菅谷英夫    編集/田中修
録音/タバック小久保正雄    効果/森賢一    選曲/宮下滋
製作進行/松下健    記録/石黒陽子    現像/東映化学
美術/内川文広    作画監督/白鳥剣
演出/森下孝三


ストーリー

月でオーロラ姫を襲ったスペースウルフ(声・富田耕生)を倒し得意満面のクーゴに、 オーロラ姫は元は平和な生き物であるものを殺してはいけないと諭す。 オーロラ姫を守ろうとしたつもりのクーゴは理解されないのだと短気を起こし、 彼女を置いて一人地球へ戻ってしまう。
オーロラ姫はそれでも健気に、 たった一人で大王星への旅を続ける決意をする。
一方地球へ舞い戻ったクーゴは、キティ博士に自分の言い分を認めて もらおうとするが、逆にオーロラ姫がこれから旅する3万光年彼方の 大王星のことを教わり、ドッジ助教授からも彼女の不幸な生い立ちを 知らされ、居ても立ってもいられなくなる。
そして思い直し、オーロラ姫を 再び守るために地球を後にした。
オーロラ姫はたった一人で勇気を振り絞り宇宙を進んでいたが、途中 トリケヤブと呼ばれる宇宙のヘドロ状モンスターに襲われてしまう。 危機一髪の所へクーゴが救いに現れ、助かったオーロラ姫にクーゴは 「あんたが嫌と言ったって付いて行く!」と騎士の名乗りを上げた。
その後、モンスターに襲われた船体の損傷を修理するため、二人は 近くの小惑星に着陸する。クーゴが泥でいっぱいの中不平を言いながら 修理した後中へ戻って来ると、オーロラ姫は美しいドレス姿に着替えて 食事を出して待っていてくれた。
オーロラ姫に優しく訊ねられて、クーゴは自分の身の上を語り出す。
自分がスクラップ捨て場に捨てられた孤児で、満足な教育も受けられず、 宇宙パイロットになりたくてサイボーグを志願したこと。 そんな時、ドッジ助教授に見出されサイボーグ手術を受け、念願の宇宙局 で働き出したのも束の間、冷遇され成り上がり者扱いをされ、とうとう切れて しまい、暴れ者になってしまった。そして最後にはキティ博士にドームに 閉じ込められてしまったことなどを…。
二人の会話が終わった直後、クィーンコスモス号が揺れ、クーゴは 新しいモンスターが現れたと思い駆け出して行く。 「何者だ!」クーゴの叫ぶ声。上空には飛来するマシンが一機あった。


みどころ

この回では、手のつけられない暴れ者であるクーゴがどうしてそうなったか オーロラ姫に身の上を訊ねられて語るシーンが重要です。 誰にも理解されないと思っていたクーゴに、オーロラ姫は「あなたが怒るのは 当然ですわ」と優しく同意し、それにクーゴが感動します。 回想シーンとして、サイボーグになる前のクーゴが登場し、本来は努力家で 誠実な一面も見せてくれます。 また、訓練シーンでは、生身の肉体にトレードマークの赤が決まりのパンツ姿 で登場。クーゴファンはドキドキさせられるシーンであり、インパクト充分です。 宇宙局を飛び出して太陽系で暴れまわるやんちゃぶりも破天荒で痛快です。 ちなみに2話では、ジョーゴの富山さんが宇宙局員の声を演じています。(ガイド作成・みなこ)



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第3話 「おれも男だ!姫のため」 タイトルコール/富田耕生  脚本/田村多津夫 
スタッフ&キャスト

製作担当/吉岡修・佐々木章
声の出演/クーゴ  石丸博也・ハッカ  富田耕生・ジョ−ゴ  富山敬
          オーロラ  杉山佳寿子・キティ  増山江威子・ドッジ  八奈見乗児
          協力青二プロダクション
原画/鈴木康彦
動画/大島城次・八島善孝・坂野一郎・豊島有三
背景/ムツゴロウ・明石貞一
仕上げ/小椋正豊・加藤順子・鈴木登志
特殊効果/浜 桂太郎    撮影/寺尾三千代    編集/田中修
録音/タバック小久保正雄    効果/森賢一    選曲/宮下滋
製作進行/郭 承威    記録/石黒陽子    現像/東映化学
美術/伊藤岩光・明石貞一    作画監督/鈴木康彦
演出/福島和美


ストーリー

船体の損傷を修理するため、近くの小惑星に着陸したクィーンコスモス号に近付くマシン。
そのマシンに乗っているサイボーグとクーゴは、互いをスペースモンスターだと思い、戦いになる。 地中に逃げた敵を追おうとしたクーゴに、オーロラ姫は修理は終わっているので出発しようと言う。 クーゴが同意した時、再び出て来た敵に襲われ、クーゴは自分の力を徹底的に思い知らせてやろうと 挑み、地中での戦いとなる。
心配するオーロラ姫の元に戻って来たクーゴだが、姫に声をかけた途端に気を失う。
しばらくして気付いたクーゴは、相手とは相打ちだと言って決着をつけるため に、オーロラ姫が止めても戦うと言ったが、オーロラ姫は一緒に大王星に行く ようにと、そのサイボーグと会って話して欲しいと言う。
キティ博士はクィーンコスモス号に、三機のマシンの格納庫を作っている。 オーロラ姫を守るための三人のサイボーグのためのものだった。一人はクーゴ、 あとの二人はオーロラ姫に見つけるようにと、キティ博士は言っていた。
クーゴと同じくらいの強いサイボーグを見つけたとオーロラ姫は思ったのだ。 一応納得して相手に会いに行こうとしたクーゴに、オーロラ姫はキティ博士か ら預かった金の輪を渡す。それを頭に嵌めると強くなると言われてその気にな るクーゴ。オーロラ姫のテレパシーでより強くなるはずだったが、それはクー ゴの頭を締め付けて苦しめるだけだった。自分勝手な行動はやめて、オーロラ 姫の言う事を聞くようにとの戒めだと理解したクーゴはオーロラ姫を守ると言 う誓いを新たにする。
一方クーゴと戦ったのは、泥に埋められた故郷の星から泥を取り除くために作 られたサイボーグ、ドン・ハッカだった。辛い仕事だが働けば腹一杯食べられ ると頑張っていて太ったらしい。 スタークローの反応をキャッチしたハッカは、宇宙船を不意打ちしようと、コ スモス号に忍び込む。そこで美しいオーロラ姫と出会い、彼女からギャラクシ ーエネルギーの話を聞く。その最中に隕石群が近付き、星を守るためにハッカ とクーゴは隕石群を次々と爆破していく。
故郷の星を守ったハッカは、今度は大王星に行く事を決意する。 そのハッカは、コスモス号の自動調理器が気に入ったようだった。
旅を続けるオーロラ姫達は、美味しい水を求めて、水の惑星に着陸する。
水辺に降り立ったオーロラ姫達の前に、怪しいマシンが浮上した。
「何者だ!」またしてもクーゴが叫んだ。


みどころ

オーロラ姫を守る二人目のサイボーグ、ハッカの登場。食いしん坊で太っちょ とコミカルですが、心は故郷を思う優しくて涙もろい戦士と描かれています。 クーゴはハッカの事を「なんてしぶとい野郎だ」と言って、地中での戦いに根 を上げたようです。オーロラ姫に介抱されたり、金の輪を嵌めて力が湧き上が ってくるようだと単純に思ったり、頭の輪を気にしているクーゴは可愛いです。 (ガイド作成・にいな)



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第4話 「夢を求める冒険野郎!」 タイトルコール/富山敬  脚本/富田祐弘 
スタッフ&キャスト

製作担当/吉岡修・佐々木章
声の出演/クーゴ  石丸博也・ハッカ  富田耕生・ジョ−ゴ  富山敬
          オーロラ  杉山佳寿子・キティ  増山江威子・ドッジ  八奈見乗児
          アサーリ  はせさん治・シジーミ  田の中勇
          協力青二プロダクション
原画/衣 政吉
動画/赤池昌人・酒井真由実・赤木りら子・井上正志
背景/小林祐子・松本健治
仕上げ/大空まり子・佐々木由起・長谷川誠
特殊効果/宮田昇    撮影/中野孝治    編集/田中修
録音/タバック小久保正雄    効果/森賢一    選曲/宮下滋
製作進行/渡部秀雄    記録/石黒陽子    現像/東映化学
美術/伊藤岩光・海老沢一男    作画監督/衣 政吉
演出/大谷恒清


ストーリー

水の惑星に降り立ったオーロラ姫達の前に、水の中から怪しいマシンが浮上し、 ミサイル攻撃を仕掛けて来た。クーゴはすぐさま戦おうとするが、急に襲って 来たのは何か理由があるはずと、オーロラ姫はハッカに話し合って来るように と言う。
ハッカが話を聞いてくれと言っても、襲って来た相手はオーロラ姫達の事を水 泥棒と決めつけ、攻撃して来る。 彼はサイボーグで、水の惑星の一匹狼、サー・ジョーゴと名乗り、水を守って いるのだった。ハッカとジョーゴは水の中で戦い、水はたくさんあるのに分け てくれない事に気が治まらないクーゴも飛び出した。
水の中での戦いに手こずっているハッカに代わり、今度はクーゴがジョーゴと 戦う。スタークローの周りをジョーゴのマシン、スターカッパーが回って渦を 作り出す、ジョーゴのとっておきの水中マシンテクニックに、クーゴも苦戦す る。一方、オーロラ姫に水を持って来たハッカは、彼女からクーゴを助けに行 くように命令されるが、その時警報が響き、宇宙船の接近を知る。 その宇宙船から二枚貝のスペースモンスター、アサーリ・シジーミ軍団が水を 飲みに出て来て、クィーンコスモス号に気付いた。
オーロラ姫に大王星のギャラクシーエネルギーを復活させられたら、元の貝に 戻って自由に動き回る事が出来なくなると、彼らはコスモス号を攻撃して来る。 ハッカが応戦に出て、クーゴもジョーゴとの勝負を一時預け、コスモス号に戻 る。クーゴとハッカの戦いぶりを見て、電卓で計算し、三人で戦うと勝てると 答えを出したジョーゴも、水を盗みに来たアサーリ・シジーミ軍団と戦い始め る。ジョーゴの戦う姿を見たオーロラ姫は、彼が三番目の仲間になるかもしれ ないと見守る。
このままでは全滅すると感じたアサーリ達は宇宙船に戻って、母艦のミサイル で攻撃して来る。今までアサーリ・シジーミ軍団と99回戦って99回負けてい るジョーゴはその攻撃だけには敵わないと言い出す。しかしクーゴが母艦の弱 点を攻めようと言い、ハッカが囮になって連携して敵に向かう姿を見て、凄い やつらだと感動したジョーゴは自分も一緒に戦う。
三人のチームプレイでジョーゴは100回目にして勝つ事が出来た。
ギャラクシーエネルギーが弱まったため不幸な姿になったモンスターを許して あげなさいと言うオーロラ姫に、アサーリ達は礼を言って去る。
オーロラ姫の美しい姿に感動し、大王星という宇宙の彼方まで行く事に、ジョ ーゴは感心する。そして自分も一緒に冒険旅行に行きたい気持ちを話す。
ジョーゴの思いは通じ、オーロラ姫を守る三人のサイボーグ戦士が揃った。


みどころ

オーロラ姫を守る三人目のサイボーグ、ジョーゴの登場。自ら一匹狼と名乗り 聞く耳持たず攻撃して来る姿は、ちょっと柄悪く、その後のジョーゴを考える と、彼のもう一つの一面だったと言えるのかもしれません。クーゴとジョーゴ の1対1の勝負は、お互いに相手の力を認めて、男同士の爽やかな感じとなっ ています。ジョーゴはこの回で「凄え、凄え」と繰り返すんですが、クーゴと ハッカの力、オーロラ姫の美しさ・優しさは衝撃で、宇宙の広さを感じたのか もしれませんね。 今回からオーロラ姫一行の大王星行きを阻止しようと明確な目的を持って攻撃 して来るスペースモンスターが出て来ます。アサーリ・シジーミ軍団と言うユ ニークな名前は、インパクトと言うかそのままで、覚えやすく印象に残りやす いモンスターでした。
(ガイド作成・にいな)



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第5話 「胸に輝け!友情の星」 タイトルコール/杉山佳寿子  脚本/富田祐弘・新田義方 
スタッフ&キャスト

製作担当/吉岡修・佐々木章
声の出演/クーゴ  石丸博也・ハッカ  富田耕生・ジョ−ゴ  富山敬
          オーロラ  杉山佳寿子・キティ  増山江威子・クリスター  中西妙子
          協力青二プロダクション
原画/神宮さとし・小田勝
動画/福井孝一・阿部道代・杉渕薫・山崎太
背景/丸山俊明・鳥本武
仕上げ/八津田陽子・野村寿夫・島崎正
特殊効果/金沢圭子    撮影/斉藤文生    編集/田中修
録音/タバック小久保正雄    効果/森賢一    選曲/宮下滋
製作進行/松下健    記録/石黒陽子    現像/東映化学
美術/内川文広    作画監督/神宮さとし
演出/富田義治・新田義方


ストーリー

フルオート操縦にして寝ているクーゴ達。何だか眠れないハッカは腹が減って いるせいだと、何か食べる事に。しかし自動調理器は品切れで何も出て来ない。 それはハッカのいびきに辟易したクーゴが細工したからだった。 喧嘩になるクーゴとハッカ。ジョーゴが止めようとするがとばっちりを食い、 オーロラ姫が現れるとようやく喧嘩をやめる。
その時船体が揺れて、怪しい星雲が前方に見えた。 クィーンコスモス号は引き寄せられて星雲の中に入ってしまった。 危険を感じたクーゴはキティ博士の指示を仰いだ方がいいと言うが、オーロラ 姫が自分達からの連絡は出来ないと言う。どうしても連絡したい時はクーゴに スタークローで行ってもらうしかないとも。
そんな話をしているうちに裂け目を見つけて抜け出すと、惑星があり、コスモ ス号はその惑星に不時着した。
宮殿のような建物を見つけたオーロラ姫達はそこへ行ってみる事に。 誰も出て来ないので、クーゴは柱を壊し始める。オーロラ姫がやめるように言 っても聞かないので、姫はテレパシーを使ってクーゴの頭の輪を締め付ける。 暴れるのは止めたものの、クーゴは不満そうである。 ジョーゴの様子を見ようと言う意見に賛成して、オーロラ姫達はコスモス号に 戻った。
一部始終を監視していた水晶のスペースモンスター・クリスターは、大王星に 向かうオーロラ姫の一行なら、このまま行かせるわけにはいかないと、バリヤ ーを張ってコスモス号を飛び立てないようにする。 そして人間の姿を蜃気楼に映して、コスモス号に近付く。
動けない原因を話し合っているクーゴ達の前にクリスターが現れ、オーロラ姫 一行だと知った彼女は、水晶宮に招待したいと言って去る。 モンスターに間違いないと決め付けているクーゴを残して、オーロラ姫はハッ カとジョーゴを連れて、水晶宮を訪れた。
しかし正体を現したクリスターにオーロラ姫が捕らえられ、かろうじて逃げ出 したハッカとジョーゴは、クーゴと一悶着あったものの、3人揃ってオーロラ 姫救出に向かう。
オーロラ姫は水晶の柱ごと地中に埋められる危機にあった。 クーゴ達を邪魔するのはあの怪しい星雲。なかなか突破口が見つけられないの で、クーゴは地球に向かう。キティ博士はファイヤーオークスと、どんな武器 よりも強い物と言って小箱を渡す。 戻ったクーゴは、ファイヤーオークスを水晶宮に打ち上げた。 すると強い光が放たれ、水晶宮がなくなり、オーロラ姫は助かり、モンスター も石になった。
一件落着のコスモス号では、オーロラ姫が3人にキティ博士からと言って、星 のマークの飾りを渡す。裏には“友情は武器よりも強し”と書かれていた。 それぞれの胸に着けた3人に、チームワークの大切さを教えたのだった。


みどころ

クーゴ達3人のやり取りや、チームワークが完成されてない所は、よく言えば 初々しくて、みどころかもしれません。 寝ているシーンやリビングでのシーンは生活感があって、宇宙が舞台ですが、 オーロラ姫達を身近に感じる事が出来ます。 ラストシーン、渡された友情の星を胸に着けて照れているクーゴ達に、これか らの期待が持てます。
(ガイド作成・にいな)



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第8話 「悪夢のバリバリゾーン」 タイトルコール/富山敬  脚本/富田祐弘
スタッフ&キャスト

製作担当/吉岡修・佐々木章
声の出演/クーゴ  石丸博也・ハッカ  富田耕生・ジョ−ゴ  富山敬
          オーロラ  杉山佳寿子・キティ  増山江威子・ドッジ  八奈見乗児
          エッガー  野田圭一・子分  田中崇(現・銀河万丈)
          協力青二プロダクション
原画/須田正己
動画/大島城次・八島善考・敷島博英・森光太郎
背景/松本健治・小林祐子
仕上げ/中村正弘・林昭夫・高木直美
特殊効果/浜桂太郎    撮影/佐藤隆朗    編集/田中修
録音/タバック小久保正雄    効果/森賢一    選曲/宮下滋
製作進行/渡部英雄    記録/石黒陽子    現像/東映化学
美術/伊藤岩光・海老沢一男    作画監督/須田正己
演出/芹川有吾・大谷恒清


ストーリー

クモのモンスターが発するバリバリエネルギー。その光を見続けると悪口が聞こえてきて、 喧嘩を始めてしまうと言う。モンスターは中性子ゾーンでエネルギーを パワーアップさせ、クーゴ達を同士討ちさせようと作戦を立てる。 クィーンコスモス号では、この日、姫は食事を先に済ませてコクピットに。
クーゴは食べる前に姫と話して、インターホンのスイッチを切り忘れ、 その後のクーゴ達の会話は姫に筒抜けに。クーゴとハッカが喧嘩になりそうになるが、 ジョーゴが間に入り「友情のマークに誓ってお互い仲良くやらなきゃ」と丸く収める。
その後コスモス号は、バリバリエネルギーが放射されている中性子ゾーンに入り、 光を見たクーゴとハッカは喧嘩を始め、オーロラ姫は気を失う。 一人見ずに済んだジョーゴは光を分析し、30秒以上見ていると気がおかしくなると分かった。
クーゴ達を元に戻そうと努力し、襲ってくるクーゴ達から姫とコスモス号を守るジョーゴ。 姫のテレパシーでクーゴが正気に戻り、ゾーンからの脱出を試みる。 逃げるコスモス号に、光を強めるモンスター達。 ジョーゴはモンスターを発見し倒そうとするが、姫に止められ、 アイススペースバローで氷づめにした。
事件が終わっても、まだ催眠状態のハッカに電気ショックを与えるが、効果がない。 そこへ姫が食べ物を持って来て、ハッカに食べさせる。 みんなの悪口を恐れているハッカに必要なのは「俺達の友情だってんだろ」と言うことで、 クーゴとジョーゴがハッカに優しい言葉をかけると、ハッカが正気に戻った。 姫やクーゴに活躍を褒められ、照れまくるジョーゴの腰がブレーキレバーに当たり、コケるみんな。 姫の上にジョーゴはわざとらしくコケて「でっへへ…」と笑うのだった。


みどころ

冒頭でのコスモス号の日常会話が楽しく、キャラクターの表情が豊かなのが、
みどころです。 またクーゴやジョーゴが、姫の口調を物真似するのが面白いです。
初期の頃はモンスターもどこか憎めない奴で、今回のモンスターのリーダー・ エッガーも笑い方が可笑しいです。(声は野田圭一さん。ノッて演じていたのでしょうか)
それから、クーゴとハッカの同士討ちや二人に追われるジョーゴは見ていてハラハラしますが、 各マシンの動きはスピード感があって良いです。
ジョーゴがスタークローやスターブードに、スターカッパーで体当たりして、 姫(コスモス号)を守るのは格好良いです。「仲間を撃つなんて、俺には出来ねえ」と言って。 仲間思いのジョーゴさん、必見です。
友情の大切さを描いたこの話は、最初から最後まで楽しく、 みどころがたくさんな傑作な話です。(ガイド作成・にいな)



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