雪だ。クーゴ。
見えるか?地球上でもこの雪は結晶の形のまま降り積もっているのだろうか・・。
あれから。
星を無くした人々も、どんどん新しい星を見つけて、自らの手で幸せを創っている・・・。
本当に良かったと思う。
・・クーゴ。おまえは、どうだ?
思いを残すな。
生きているうちに、幸せに なれ。
愛する人を哀しませるな・・・。と、傍にいたら言ってやるのに・・・残念だよ。
また、会おうな。この宇宙に抱かれて待っている。
・・・知っているか?
人は、幸せになるために生まれていくのだ。
ここから。
*タイトル「雪の花」は、にいなさんにつけていただきました*
雪…冒頭にあったから。花…ベラミスを指す。と、閃いたのですが。
後付けで。
雪花―花の散るように美しく降る雪、と辞書にあります。
儚く雪は溶け、花は散るけれど。
今、ベラミスの居る場所が命の生まれてくる場所なら。
そして雪が降っているのなら。
溶けた雪は水となって、命を育むものとなる。
花は散っても、次により美しい花を咲かせるために、種が出来る。
(木は色々な季節を過ごして花を咲かせる、その繰り返し)
だから雪も花も、生きるという意味を込めています。
●2002・12・26更新
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