そうだねミュウ・・・
今日は宇宙の星雲に新たな仲間が増えたんだ
キレイだろう
「ベラミス!ベラミース!」
一人ぼっちは嫌だね・・・
そうだねえ クーゴのことか?ああ・・好きだよ
あっさり認めたから拍子抜けしたかい(笑)
いいんだ
もう自分に嘘をついたり、誰かより強くいたり、
そんな風に頑張る必要がなくなったんだ
愛する人たちをただ失うのが嫌だった
守りたかったし、守れると思ったんだ
ねぇミュウ
どんなに好きで大事でも守れやしない
傲慢だったよ
今ならひざを抱えて泣いていいし
休んでいいし
オーロラを捕らえることで、クーゴに会いたい自分を誤魔化さなくていい
星なんていらないんだ
私がいたかった星は ただひとつ、ガリウス
母がいて
みんながいた
それ以外 いらない
会いたい会いたい会いたい
母にも
クーゴにも
ミュウ・・・おまえにも(会いたかった)
「ベラミース!ベラミース!」
ほら 呼んでるだろう?
あの声に応えたい
決着なんてどうでもいいんだ
でも・・・・できないんだ
できなかった
早く気づけば 素直に生きれば イマの私ももっと違ったのかな
おまえが迎えに来てくれるって知ってたから怖くなかった だからこれでいい
私は・・・泣いてなんかいない
ねぇミュウ、笑っているだろう?・・多分
会いたい会いたい会いたい
だけどね、クーゴの心(なか)に私は居ないんだよ
何故、私だけがこんな一方的に頼ったのか
あまりにも失いすぎた後に
気がふれることもできずに いた からか
行くよ・・・
銀河系に私はいらない
私の声は誰にも届かない
忘れればいいのだ
それだけだ・・・
超新星の爆発は終わる
光粒子のモンスターはかけらも残さず消える
●2011・03・02更新
スタジンオリジナル小説メニューへ戻る / スタジントップページへ戻る
|