第9話 まぼろしの星は消えた 1978. 5/28 放映
タイトルコール/杉山加寿子 構成/田村多津夫 脚本/田村多津夫
演出/山吉康夫 作画監督/白鳥 剣
ゲスト/なし 到着した星/エスペランス モンスター/化石モンスター
コスモス号到達地点/中性子ゾーン
登場モンスター/なし
ハッカの馬鹿話をして姫を笑わそうとするクーゴ ひとり悩むオーロラ姫の部屋なにげにゴージャス
「スターカッパー」のハンドルは船の舵仕様 クーゴがえへへ…と照れるシーン。
9話は、地球からだいぶ離れたコスモス号で
ひとり落ち込むオーロラ姫のシーンからスタートします。
自分の任務の重さや暗い宇宙を飛行してノイローゼ気味の姫。
ひとり悩むオーロラ姫の部屋、なにげにゴージャスです!
こういうのは「キャプテン・ハーロック」辺りから引用してるんでしょうかねえ?
クーゴはハッカの馬鹿話をして姫を笑わそうとするんですが…
姫の気持ちは暗くなるばかり。
今回の作画は白鳥剣さんで2話も担当しています。
絵は上手いと思うし、動きも良いんですが、
キャラ設定の絵との違いがあるのが少し気になると言えば気になります。
まあ、他のメッチャ作画がダメな回にくらべれば良いんですけどね。
クーゴ達は、オーロラ姫がかつて暮らしていた月同様、
地球から移住した人々が暮らす平和で美しい星
エスペランス(希望という名の星)の近くを航行していると事を知り
向かうことになるのですが、もし月のようにモンスターに滅ぼされていたら、
姫が傷つくだろうとクーゴとジョーゴが先回りをして偵察に行くと
そこは砂漠化して荒れ果てた土地が広がっており建物は廃墟になっていました。
そしてそこに超音波で物を破壊する化石モンスターが暴れているのを
発見したクーゴ達はその「化石モンスター」を攻撃。
姫は生き物は殺しちゃいけないけど、元々化石だったモンスターなら
攻撃してもOKーとのクーゴの解釈で、暴れたいクーゴのやんちゃ心に火が付きます。
そしてジョーゴもクーゴの援護に周りスターカッパーで攻撃。
ジョーゴの戦闘機「スターカッパー」のハンドルは船の舵仕様なのがイイ!
化石モンスターとの戦闘シーンに流れる曲は「大空魔竜ガイキング」の曲!
これ、結構これからも使われ続けられました。
音楽はスタージンガーも担当している菊池俊輔さんなのでそれつながりかと。
同じフジテレビ放送というのも関係あったんでしょうかねえ。
↑ の右下画像は、モンスターを倒し、キメのポーズを決めるクーゴに
「気取ってる場合じゃないだろう!」ジョーから
と突っ込まれたクーゴがえへへ…と照れるシーン。
前半はこういうシーンが満載で良かったですね。
クーゴとジョーゴの努力空しく自分たちが戻るより先に
クィーンコスモス号で姫が到着してしまい、
荒れ果てたエスペランスを見て傷心するかと思われた姫は
美しい光に導かれるように歩き出し、突如としてかき消されるように
姿を消してしまいます。(後編につづく)