月でオーロラ姫を襲ったスペースウルフ(声・富田耕生)を倒し得意満面のクーゴに、
オーロラ姫は元は平和な生き物であるものを殺してはいけないと諭す。
オーロラ姫を守ろうとしたつもりのクーゴは理解されないのだと短気を起こし、彼女を置いて一人地球へ戻ってしまう。
オーロラ姫はそれでも健気に、たった一人で大王星への旅を続ける決意をする。
一方地球へ舞い戻ったクーゴは、キティ博士に自分の言い分を認めてもらおうとするが、
逆にオーロラ姫がこれから旅する3万光年彼方の大王星のことを教わり、ドッジ助教授からも
彼女の不幸な生い立ちを知らされ、居ても立ってもいられなくなる。
そして思い直し、オーロラ姫を再び守るために地球を後にした。
オーロラ姫はたった一人で勇気を振り絞り宇宙を進んでいたが、
途中トリケヤブと呼ばれる宇宙のヘドロ状モンスターに襲われてしまう。
危機一髪の所へクーゴが救いに現れ、助かったオーロラ姫にクーゴは
「あんたが嫌と言ったって付いて行く!」と騎士の名乗りを上げた。
その後、モンスターに襲われた船体の損傷を修理するため、二人は近くの小惑星に着陸する。
クーゴが泥でいっぱいの中不平を言いながら修理した後中へ戻って来ると、
オーロラ姫は美しいドレス姿に着替えて食事を出して待っていてくれた。
オーロラ姫に優しく訊ねられて、クーゴは自分の身の上を語り出す。
自分がスクラップ捨て場に捨てられた孤児で、満足な教育も受けられず、
宇宙パイロットになりたくてサイボーグを志願したこと。
そんな時、ドッジ助教授に見出されサイボーグ手術を受け、念願の宇宙局で働き出したのも束の間、
冷遇され成り上がり者扱いをされ、とうとう切れてしまい、暴れ者になってしまった。
そして最後にはキティ博士にドームに閉じ込められてしまったことなどを…。
二人の会話が終わった直後、クィーンコスモス号が揺れ、クーゴは新しいモンスターが現れたと思い駆け出して行く。
「何者だ!」クーゴの叫ぶ声。上空には飛来するマシンが一機あった。
(テキスト作成:にいな)